ikachu’s blog

酒、バイク、サバイバル

嘆きの富士山麓・ふもとっぱら③キャンプ場の水で割った酒が一番うまいぞ

ふもとっぱらキャンプ場はかなり広大だった
連休の最終日だからか空いていて快適だ

天気は晴れたり曇ったり
元々標高が高いので7月でも涼しい
 




適当な位置にテントを張るともうやる事がないので、早速飲み始める。

山間のキャンプ場は大体どこでも水が冷たくてウマい

水筒に氷だけ入れて持参し、安いバーボンをただの吸水場の蛇口から汲んだ水で割って飲むのが至極なのだ
 

スキットル風ダイソー酒器。あっという間に半分飲み干す



で、水割りを飲みながら焚き木に火をおこす
炭にまで火がまわったらいよいよ肉を焼くのだ

そして今回は自身で調合した秘伝のタレがある
 

↓秘伝のタレのレシピはコチラ↓

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炭火で軽く炙った肉をタレに浸して食おうとしたその時、とんでもない悲劇が起きた

手元が狂いテーブルに載せたタレ入りタッパーが下に落ち、全て地面にぶち撒けてしまったのだ

茫然自失している俺を嘲笑うかのようにヒグラシが大合唱し始める

一応、落ちたタッパーを拾い上げて残っていないか確認するが無駄なのである

俺の秘伝のタレは全て富士山麓に住まう神々への供物として大地に吸収されてしまった

だが、俺はこういう事態に咄嗟の機転が利くのだ

持ってきたイカを浸した醤油ベースの漬け汁をそのままバーベキューのタレに活用することを思いつく

さっそく焼いたポテトをイカ汁に漬けて喰う


超絶にマズい


炭火でじっくり焼き育てたポテトは、ただの生臭いぱさついた物体と化した

諦めは心の養生という言葉があるが、俺はまだその境地には達していない。
とにかく、これ以降の全ての食材を塩と胡椒のみで味付けすることとなった

無表情で一切味変のないバーベキューを口に運び、バーボンの水割りで胃に流し込む作業をひたすら続ける。

そして、日が暮れる 
 
ここで俺はようやく気付く
 
自分が重大なミスを犯してしまっていたことを。
 
続く