バイクソロキャンプデビュー・荒船山へのデスハイウェイで地獄を見た②
あまり緊張しないタチだが、 流石に初めての高速道路なので少しビビる。
60リットルのバカデカい防水バッグにキャンプ道具一式を収め、
鼓動が次第に高まる中、川越街道の交差点を曲がり、大泉ジャンクションから関越道に入るとすでにスピードの次元が全く違
これまで経験したことのない汗が額につたわるのがはっきりと感じられた
まだ料金所にたどり着いてもいないのに早くも後悔し始める
俺はバイクにETCを付けていないので、
止まってグローブを外し、通行券を受け取り、
その間にも後続の車両から猛烈なプレッシャーを浴び続けるのだ
「ナメるんじゃねぇよ…」
煽られてもいないのになぜか敵意をむき出しにしつつ、最初の難関・料金所をクリアし、いよいよ高速道路に合流するのである。
俺は非力なバイクのスロットルを全開し必死でハンドルにしがみ
たった16馬力しかない愛車CB223Sは、敵艦に特攻するゼロ戦の如く凄まじい唸り声をあげる
俺の脳裏に『死』という文字が浮かぶ
「関越道、バイクの転倒により運転手が死亡、
つい自分が事故死して夕方のニュースになる事を妄想する
しかし、俺も何の算段もなくこのバイクで高速に乗ったワケではない
今はゴールデンウイーク中であり、当然高速は渋滞する筈。
目論み通りに所沢ICを過ぎた辺りから渋滞になり 、カードライバーどもが舌打ちする中、
↓↓俺が必死で高速に乗る模様↓↓
続く