ikachu’s blog

酒、バイク、サバイバル

バイクソロキャンプデビュー・荒船山へのデスハイウェイで地獄を見た⑤

キャンプ場の秩序を乱す輩どもと対決する

このキャンプ場は就寝時間が21時と決まっていて、皆ルールを守りピタリと静かになるのだ

俺も昼から酒を浴びるように飲んでいたのでいい加減眠い。
 

激安テントの中は意外と落ち着く

 

 

が、俺の真後ろにデカいタープを張る大ファミリー集団が絶好調の大盛況で中々終宴しない。

ここが日本人の悪いところで、こういう輩を一切誰も咎めないのだ

そしていつもその役回りを俺がやることになる

言うなら早いうち、我慢はお互いの為によくないと俺は考えているので実行は早い

おそらく某国の観光客らしいので日本のルールを知らないだけだろう、と寛容な気持ちで注意しに向かう

だが俺は決して油断はしない
念の為に右の拳に小銭を何枚か握りこむ
こうすればパンチ力が上がるらしい
昔読んだヤンキー漫画で得た知識が役に立つ時がきた

いざとなれば、その小銭を差し出して土下座するという二段構えの作戦だ

俺はゆっくり彼らのタープに近づき、日本語で「コンバンワ〜」と言いつつ人差し指でシーのポーズを決め込む

かの外国人達は「アァ〜」と嘆き、すまなさそうな顔をし意味をわかってくれたみたいだ
 
俺はほっと胸をなでおろし、無益な殺生をせずに済んだことを神に感謝する。

こんな感じでその日は早く寝、次の日は余計な事はせず、どこにもよらずに帰路に着く

帰りの高速にも慣れることはない。下仁田インターから所沢インターまでのたいした事のない距離を必死でたどり着く

ヘトヘトで家に帰り風呂に入っていると、何故か学生の時に過酷な合宿に行って帰って来たような感覚を思い出した。
 

「臼井先生…!」一度もクレヨンしんちゃんを見たことはないが、俺は心の中でそう叫んでいた


【結論】

金で楽するのが観光で、自分の力で何とかしようとアレコレするのが「旅」なのだとわかった。

俺に観光は向かない
人にサービスされるのがニガテなのだ

ソロキャンプは誰にも気を使わずに済むので良い

しばらくハマるかも
 
🦆

終わり