嘆きの富士山麓・ふもとっぱら⑤白い闇が俺の行く手をさえぎる
バッテリーがあがったバイクのエンジンが復活し、 ようやくキャンプ場を後にする
この辺りは標高が高いので7月の真昼なのにかなり涼しい
と言うか、寒い
そして、うっすらモヤがかかっている
アレ?
モヤはたちまち霧となり、あっという間に濃霧となった。
誇張抜きで30メートル先がまったく見えない
この辺りは標高が高いので7月の真昼なのにかなり涼しい
と言うか、寒い
そして、うっすらモヤがかかっている
アレ?
モヤはたちまち霧となり、あっという間に濃霧となった。
誇張抜きで30メートル先がまったく見えない
流石に命のキケンを感じた俺は路肩にバイクを停め必死に考えを巡
もし事故になって帰れなくなると、
エサは多めに置いてきているが、
鍵は大家に預けてある。
が、よく考えたら
とにかく、
「Aちゃん(姪)へ
今、君がこれを読んでいると言うことは、
迷惑かけますが、最後にひとつだけ願いをきいて下さい。
俺の飼っているイシガメのまるちゃんのことを頼みます。
イシガメの寿命は野生で20年、飼育下で30年、
どうか最後まで面倒見てあげてください。
それと、
これでもう思い残すことはない
またエンジンがかからなくなっては終わりなので、
幸い通りの少ない山道なのでほとんど対向車は来なかった
斯くして、俺は絶対絶命のピンチを乗り切り、道志みちでは再び「
【結論】
モバイルバッテリーは常にチャージをするべし。
今回の失敗を踏まえ、ジャンプスターターを即買いした。
スマホの充電もできるし、
次回は2泊するつもりなので、
終わり